熊手

赤物と青物

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酉の市の飾り熊手には大きく分けて「赤物」と「青物」の2種類があります。

熊手を飾る差物(縁起物たち)が珊瑚や唐辛子など、全体に赤っぽいものが赤物、松などの青っぽいものが青物と呼ばれています。

とはいえ、実際は見た目の色で呼び分けているわけではなく、作り方で区別されているのです。

「赤物」と呼ばれるものは、伝統的な手作り熊手で、差物はすべて、厚紙に彩色を施した手作業によるものとなっています。
現在、赤物を作る事ができるのは浅草「よし田」のみとなっているそうです。

「青物」と呼ばれるものは現在主流を占めている量産型熊手です。手作業の差物を使った赤物と違い、青物は完成している差物を熊手製作者が購入し、組み立てていくものです。…というとなんだか味気ない気がしますが、それゆえの派手さやバラエティに富んだ熊手が増えて、酉の市を賑わせていたりもしています。

で、ほりたみわの熊手はどっちなのかと聞かれたら…手作りだから赤のような、とはいえ量産してるから青のような。
紫物!といったところでしょうか。

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